2019年03月16日

潜水艦とスマートフォン (゜◇゜)

 待ち時間と言う奴はどんなモノにも付き物だ。そしてそのどれもが退屈だ。

病院で、ラーメン屋で、ディズニーランドで、立ち尽くすか座り込んで辺野古移設反対を訴える人達と同じ事をするハメになる。


彼らと違うのは待っている人々は行き交う車を勝手に止めたり通りかかった一般人に罵詈雑言を浴びせない事だ。もはや通商破壊だ。聞くところによるとテロリストですらソコまでのことはしていないそうだ。


 前回の北海道旅行http://www.syotrip.com/article/464065727.htmlの際、私は中部国際空港の8番ゲートの前にいた。函館行きの飛行機の出発までまだ時間があった。そう、待ち時間がやって来た。

普段私は待ち時間が発生しない様に行動している。正確には10分前には到着するが、私は時間にはノリシロを付ける性格なので、それを待ち時間とは呼ばない。
鉄道やバス、友人との待ち合わせには何年も遅刻したことは無い。※私が原因の遅刻はない

しかし、飛行機は別だ。
出発時間10分前では乗せてもらえない。私の手にした航空機のチケットは20分や30分前には搭乗手続きを済ませるよう叫んでいる。
さらに国際線になると120分前には来い!と語気を強めるそうだ。

私は臆病なので、1時間前には手続きを終え、ゲートの前で待つことになった。

私は何もせず時間を過ごす事に慣れていない。なので、空港を行き交う人々を呼び止めて行き先を尋ねたり、キャリーバッグの中身を全て取り出したりさせようかと考えたが、面白く無さそうなので止めた。
そしてスマートフォンを操作する事にした。当然使い方は知っている。


そこで様々な発見をした。
“この機能はなんだ?”“このマークは何の意味が?”“こんなことが出来たのか!”


前言撤回だ、2年以上使っているスマートフォンでも知らないことだらけだった。
まるで飼っていた猫が私の知らない人間の家に入り浸り、餌をもらい、ゴロゴロのどを鳴らしながらお腹をなで回されている事を知ってしまった時のようだ。


実際に最近の私のスマートフォンは猫の様に気紛れな所を見せる。突然やる気をなくし電源が落ちたり、電波が何処かに行ってしまい、画面がノイズのみを伝えてくるもある。
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ゲート前で私の猫をいじり回しているとバッテリーが少なくなってきたので途中で止めた。


何年も共に時を過ごした機械で全てを知った気でいた。その考えは間違いだった。

 車でも同じ事が言える。
実家の車は我が家に来てからもう5年程になるが、母はまだクルーズコントロールの便利さを知らない。前を走行している車がいればそれに追従してスピードをコントロールをしてくれるし、白線を認識してある程度は勝手に曲がってくれたりするような優れものなのだが私の母は自身の手で車を操作している。
 

 その他にもハンドルにはたくさんスイッチが着いているが操作しなければそれはただの飾りだ。クリスマスケーキの食べる事の出来ないサンタさんだ。


車ですらこれなのだ、スマートフォンでもこれなのだ。
人々は身の回りのモノをどれほど使いこなしていると言うのだろうか。


 それでも私はバッグくらいは使いこなしていると自信を持って言えると考えていた。物を中に入れ、バッグを持ち、移動して、また中身を出す。クルーズコントロールもアイドリングストップも無ければ、スマートフォンの様に見たことも無い画面が表示されることも無いし圏外になる事もバッテリーが切れる心配も無い。簡単だ、少なくとも私はバッグをそのように使っていた。しかし……。


今のキャリーバッグはどれだけ進化しているのだろう。

実は空港でキャリーバッグの中身を確かめてやろうかと思った事と関係している。


私の不倫猫がお腹を空かせていたのでどこか充電が出来る場所を探していた。するとある男が転がしているキャリーバッグに目が止まった。目にとまったのはエースラゲージ株式会社のプロテカと言うキャリーバッグのシリーズだった。“マックスパス スマート”と言う。


何故目に止まったのか、それはバッグから伸びたコードに私のと同じ様な猫が繋がれていたからだ。

繋がれた猫は充電中のランプを点灯させていた。

私はキャリーバッグの中にはモバイルバッテリーが入っており、そこからコードが出ているのだろうと思った。

しかしよく見てみるとジッパーは完全に閉じており、コードはおろか水の染み込みそうな隙間も無い。どうやらキャリーバッグそのものに猫の充電機能が付いているようだった。
その証拠にバッグのてっぺんには小さな潜水艦のハッチが付いており、そこからコードが伸びていた。
まるでシュノーケルだ。そのキャリーバッグは第二次大戦中のドイツの潜水艦、ガンメタのUボートにそっくりだった。

最高にクールだと思った。
このUボートは機内持ち込みが出来るし、メイン収納スペースとは別にフロント部分には小物を入れる独立したジッパー付きポケットも着いている。
更に使えない猫の充電を行うことが出来る。
本物と違うのは魚雷とプロペラが無く、通商破壊を行っていない事だけだろう。


どうやら私はバッグすらまともに理解してはいないようだった、そんな物が存在している等とは思いもしなかった。


この分だと私のスマートフォンは何処かで隠し子を作っているかも知れない。

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posted by 毎日みくすけ at 16:49| Comment(0) | まる レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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